SEAnews 1995-04-11 ArtNo.1211

【クアラルンプル】視聴覚機器等の製造を手掛けるＳＨＩＮＣＡ Sdn Bhdはクダ州ジトラの製造施設に今年に入って以来既に250万Ｍドルを投じている。
ＳＨＩＮＣＡのヘン・ハックリー重役(MD)によると、91年8月に操業を開始した5110平米、従業員500人のジトラ工場は同地区周辺では最大規模を誇る。同工場ではエイサー・テクノロジーSdn Bhd及びシャープ・ロキシー(M)Sdn Bhdに納入するプリント基板(PCB)とオーディオ機器を製造している。豊富な労働力と土地の存在がジトラへの進出を決めた理由。同社はペナン自由貿易地区(FTZ)フェーズ1及びフェーズ3にもそれぞれ工場を擁し、昨年は6500万Ｍドルの売上を上げた。同社は過去2年間に独自ブランドの“Shinca VGA Monitor”3モデルを発表、これらはディストリビュータ2社を通じて販売され、国内で好評を得ている。同社は目下モニターの海外市場開拓を狙っている。ペナン工場ではモニターの他、ソニーから請け負ったアンプとＣＤも製造されている。(STAR:4/10)