1997-09-20 ArtNo.12103
◆<星>富裕層の人口比28%、台北/香港に次ぎ3位
【シンガポール】香港拠点の市場調査会社アジア・マーケット・インテリジェンス(AMI)が今年5月以降に実施した調査によれば、シンガポールの25~64歳の年齢層に占める月収5000Sドル以上のいわゆる富裕所得層は28%(60万人)で、アジアの7都市(台北40%/香港33%/シンガポール28%/クアラルンプル13%/バンコク11%/ジャカルタ9%/マニラ7%)中、第3位にランクされた。
富裕層と判定される所得レベルはエコノミック・インテリジェンス・ユニットが生活費に基づいて各都市ごとに算定したもの。AMIの報告によると、これら7都市の上記年齢層は合計2260万人で、内600万人が富裕層に属していた。こうした富裕層に占める大卒の比率はシンガポールが最も高く61%、これに対して香港とバンコクでは非学卒者が84%と89%を占めた。
ケーブルTV/サテライトTVの普及率は台北が最高の83%、以下香港53%、シンガポール31%、KL/ジャカルタ各14%と続く。
富裕層の新聞購読率はシンガポールとKLが同率の93%で、トップの座を分け合い、ジャカルタが最低の39%。英字紙の購読率でもシンガポールは72%でトップを占め、他の都市はいずれも13%以下だった。
海外観光旅行を年に1度以上するものの比率は7都市平均で40%と、米国の5%に比べ格段に高く、アジア市民の海外旅行好きのほどが窺える。同調査でもシンガポールは48%でトップを占めた。(BT:9/19)
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