1997-09-19 ArtNo.12084
◆<星>旭化成、US$5千万ポリアセタール樹脂事業に着手
【シンガポール】旭化成工業は15日、サクラ島の30haの土地に5000万米ドルを投じて建設するポリアセタール樹脂工場の起工式を催した。
旭化成の笹尾慶蔵副社長によると、新会社AsahikaseiTenac Singapore(ATS)は6万平米の工場に約70人を雇用、1999年初から商業生産を開始する。当初の年間製造能力は2万トン、年間予想売上は4000万米ドル。これにより旭化成のポリアセタール製造能力は6万4000トンに45%アップ、同社のアジアにおける市場シェアも2倍に拡大する。製品はマレーシア、インドネシア、タイ、中国を中心としたアジア市場の需要に応じる。アジアのポリアセタール市場は向こう5年間に年率7~8%の成長を遂げる見通しだ。
第2期工事で工場スペースは10万平米に拡大され、年間製造能力は3年内に4万トンに倍増される。
旭化成はまた1億米ドルを投じ、年産10万トンのアクリロニトリル製造施設を設けることも検討している。(ST,BT,LZ:9/18)
|