1997-09-18 ArtNo.12074
◆<馬>NTT、MSC事業にM$6400万投資
【クアラルンプル】日本電信電話(NTT)はマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)事業に向こう3年間に6400万Mドルを投資する。
NTTの宮津純一郎社長が16日当地で語ったところによれば、資本金2600万Mドルの完全出資子会社NTT MSC Sdn Bhdを通じて投資され、MSC内に地域研究開発(R&D)センターやその他の建物が設けられる。またKL事務所は地域ハブの役割も担う。
NTT MSC Sdn Bhdの堀田重役(GM)によると、同社はR&D、システム統合、国際通信業務を手がけ、目下のスタッフは30人。サイバージャヤに建設されるR&Dセンターではマルチメディア・ネットワーク・テクノロジー、アプリケーション・ソフトウェア・デベロプメントが手がけられる。NTTはこの他、インテリジェント・シティー関連のシステム統合やMSC企業のための情報システムの開発も計画している。
国際通信事業に関しては来年3月までにマレーシアと日本及び欧州/北米諸国を結ぶ国際通信サービスを開始する。日本で最近成立した新法規の下、NTTは今月から各国の電気通信会社から通信インフラを借り受け、付加価値サービスを提供することができるようになった。
マハティール首相は席上、NTTがそのR&Dセンターを、当初予定より1年早く来年完成させることに、歓迎の意を表明した。(NST,MBT,STAR:9/17)
|
|