1997-09-16 ArtNo.12049
◆<印度>HPCL製油所火災で、供給逼迫も
【ヴィシャカパトナム】ヒンドスタン・ペトローリアム・コーポレーションLtd(HPCL)がアンドラプラデシュ州の港湾都市ヴィシャカパトナムに設けた製油所で14日早朝発生した火災は液化石油ガス(LPG)タンク3基、灯油タンク1基、別に4基の石油製品貯蔵タンクを延焼させた。このため既にアンドラプラデシュ、オリッサ、マドヤ・プラデシュ、その他の地区で石油製品の供給に影響が生じている。
業界消息筋によれば、HPCLのヴィシャカパトナム製油所は上記3州にLPG及び燃料油を含む黒油を独占的に供給してきたことから、これらの地域は少なくとも1カ月は麻痺状態に陥るもの見られる。
最も深刻な影響を受けるのは、ナショナル・サーマル・パワー・コーポレーション(NTPC)のオリッサ州Kanihaプラント、アンドラプラデシュ州Ramagundamプラントと見られ、この他ヒンドスタン・ジンクやアンドラ・ペトロケミカルズも打撃を受けそうだ。
HPCLヴィシャカパトナム製油所は毎日少なくとも4000トンのLPGを出荷、毎週少なくとも5万トンの搬入を受けていたと言う。(TH,ET,IE:9/15)
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