1997-09-15 ArtNo.12027
◆<馬>来年の経済成長率は7%:副首相
【クアラルンプル】アンワル副首相兼蔵相は12日、内外のファンド・マネージャーと会談、来年の国内総生産(GDP)は健全な7%の成長レベルを維持するとの見通しを示した。
同相はまた今年のGDP成長率が4%まで鈍化するとの説は余りに悲観的で、8%の成長目標は達成可能とするとともに、1996-2000年の第7次マレーシア計画の目標も実現できると語った。この他、同相は以下の諸点を確認した。
Ekran Bhdのティン・ペクキイン会長の発言に関わらず、バクン・ダム・プロジェクトの実行延期は政府の方針であり、同方針はティン氏にも通知済みである。
その他のメガ・プロジェクトも全て見直しが加えられ、経常収支に大きな影響を及ぼすものは、認可されない。見直しの対象には州政府により進められているプロジェクトも含まれる。
政府はクアラルンプル証券市場及びMドル相場が回復基調にあると見ており、こうした基調が持続すれば600億Mドルの証券市場救済基金は用いないで済む。
外国ファンド・マネージャーらは既に市場に復帰しつつあり、これらのファンド・マネージャーがどれほどの外資をもたらすかは明らかでないが、政府はできるだけ大量の資金がもたらされるよう期待している。
新年度予算案には経常収支赤字を削減するための一層の方策が盛り込まれる。贅沢品の輸入カットも有りうる。(STAR,NST,BT:9/13)
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