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1997-09-15 ArtNo.12026
◆<星>ピデムコ/ラッフルズ、S$2億医療合弁契約に調印
【シンガポール】政府系不動産会社ピデムコ・ランドとシンガポール最大の医療グループ、ラッフルズ・メディカル・グループ(RMG)は12日、ブギス地下鉄(MRT)駅に隣接したショッピング/オフィス・コンプレックスのブランコ・コートをシンガポール第2の規模を有する民間病院に改装する総額2億Sドルの対等出資合弁契約を結んだ。
新合弁会社ピデムコ・ラッフルズ・プロパティーズはピデムコ・ランドからブランコ・コートを1億1000万Sドルで買収、更に9000万Sドルを投じて改装を施した後、RMGに18年契約で医療施設をリースする。
改装後のビルには428床の病室、手術室12、メディカル・センター1、医療訓練学校1、心臓センター1、癌センター1、外来診療施設/研究施設等が設けられる。ベッド数ではマウント・エリザベス・ホスピタルの505床に次ぎ、シンガポール第2の規模になる。ジェネラル・ホスピタルが600床に拡張後は、第3位に後退するが、民間病院としては依然として第2位の地位を維持する。また172床の病棟、50~60の医療スイートを増設することも計画されている。
ピデムコは、決してヘルスケア・ビジネスに進出する訳ではなく、合弁会社を通じてRMGに建物をリースし、所有不動産の投資収益を最大限に高めるのが目的としている。
またRMGは、同プロジェクトへの出資を通じて、不動産賃貸料の負担を軽減できる。現在同社はその患者を他の病院に紹介しているが、それ自身の病院を設けることで、経営効率も高まる。新病院は大部屋の比率を高めることにより、マウント・エリザベスなどよりも競争力のある価格をオファー、地元患者と域内の患者を半々にする方針と言う。
改装は来年3月に着工され、1999年半ばの完成が目指される。(ST,BT,LZ:9/13)
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