1997-09-15 ArtNo.12024
◆<星>横河電機子会社、営業支出をS$5千万に拡大
【シンガポール】横河電機の新設子会社ヨコガワ・エニジニアリング・アジア(YEA)は2000年までに、シンガポールにおける営業支出を5000万Sドルに、また営業額を現在の2億Sドルから4億Sドルに拡大する計画だ。
YEAのトニー・リー重役(MD)が12日催されたビジネス本部(BHQ)ステータス授与式の席上語ったところによると、今年7月1日にヨコガワ・エレクトリック・アジアPte Ltdからセールス/エンジニアリング/サービス業務を引き継いで発足した同社は、シンガポールを拠点に域内の横河電機子会社を監督するとともに、知識集約型エンジニアリング業務に力を入れ、ソフトウェア・ソルーションの研究開発(R&D)に2400万Sドルを投資する。
同社のR&D業務は国家科学技術局(NSTB)の企業研究奨励スキーム(RIS)及び経済開発局(EDB)の革新開発スキーム(IDS)の支援を受けている。YEAのスタッフは現在の280人から2000年には360人に増員されるが、その80%は専門職/技術職で占められる。
横河電機の内田重役(EVP)によると、ブドに3000万Sドルを投じて建設中の新本部ビルでは、来年3月から製造業務が開始される。同社はまた2000万Sドルを投じて建設中の研究開発(R&D)センターに、更に400万Sドルを投じ、半導体業界向けの新製品を開発する。
リー氏によると最近の域内通貨危機で、同社の計画は6カ月ほど後退したが、長期目標の達成には問題はないと言う。(ST,BT:9/13)
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