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1997-09-12 ArtNo.12002
◆<馬>KLLTプラスチック、海外市場開拓目指し設備拡張
【クママン】トレンガヌ州拠点のKLLTプラスチック・インダストリーズSdn BhdはクママンJakar工業団地の新工場が今年1月に操業を開始したことから、海外市場の開拓を積極化している。
KLLTプラスチックのアリフィン・ラマ重役(MD)によると、従業員は50人で、高品質なプラスチック・バッグを1日4トン製造できる。目下ドイツに200万Mドルの新製造施設を注文しており、同施設が導入される来年には、製造能力は2倍に拡大される。
KLLTプラスチックは国営石油会社ペトロナスの子会社ポリエチレン・マレーシアSdn Bhdに向こう5年間に毎年500万Mドルのプラスチック・バッグを納入する契約を獲得、目下シンガポール拠点のフランス系石油化学会社と同様な納入交渉を進めている。来年はシンガポールの他、中東や欧州市場の開拓を図る。
KLLTプラスチックの系列会社KLLTマーケッティングSdn Bhdも、電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)に非可塑性ポリ塩化ビニール(UPVC)ケーブル・スラブを今後5年間納入する500万Mドルの契約を獲得している。同系列会社も来月オーストラリアから150万Mドルの機械設備を購入、製造能力を1日500トンから700トンに拡大する。同社はまたサバ電力局にUPVCケーブル・スラブを納入する交渉を進めている。
KLLTプラスチックはチレゴン拠点のインドネシア企業PTクカル・プラスチンドと協定を結び、後者の工場で従業員に訓練を施している。
アリフィン・ラマ重役(MD)は、1994年に1000万Mドルのマネージメント・バイ・アウトを通じてヤヤサン・イスラム・トレンガヌからKLLTプラスチックの経営権を引き継いだ。現在同社の払込資本は175万Mドル、同氏が70%、ヤヤサン・イスラム・トレンガヌが残りを保持している。(STAR:9/11)
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