1997-09-11 ArtNo.11983
◆<馬>TNB、バクン事業で積極的役割目指す
【クアラルンプル】政府系電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)は、バクン・ダム・プロジェクトにおけるより積極的な役割を担う考えだ。
TNBの新設子会社トゥナガ・エンジニアーズBhd(TEB)のタジュディン・アリフ重役(MD)が9日語ったところによると、TEBはデベロッパーEkran Bhdのアドバイザーとしてプロジェクト・マネージャーを務めることもできるし、EPC(エンジニアリング/資材調達/建設)契約の一部を引き受けることもできる。もしその種の提案がなされるなら同社は真剣に検討すると言う。
TNBは送電/配電事業の責任を有するが、バクン・ダム事業における役割は、これまでバクン・ハイドレエレクトリック・コープの5%のシェアの枠内に限られていた。
一方、ABB-CBPO(スウェーデン企業アセア・ブラウン・ボベリとブラジル企業Companhia Brasileira de Projectos e Obrasのコンソーシアム)に替わってバクン・ダムのEPC契約を引き受ける候補者として、ドイツのシーメンスAGとフランスのAlcatel Alsthomが浮上しているが、両社が、前車の轍を踏むことにならないかと懸念する向きもある。(NST,MBT,STAR,ST,BT:9/10)
|
|