1997-09-10 ArtNo.11972
◆<馬>中央銀行総裁、金融業新イニシアチブ提起
【クアラルンプル】マレーシア中央銀行のアハマド・ドン総裁は8日、国内銀行/保険会社に合併を呼びかけるとともに、国内金融システムの効率と安全性を高める新たなイニシアチブを発表した。
銀行業のツーテア制度が拡大適応され、一級銀行はその金融業務を自由に統合・合理化し、金融商品やサービスのクロス・セルも認められる。個々の銀行のサービスに変わりはないが、銀行顧客はいずれの支店でも全ての銀行サービスが受けられるようになる。ドン総裁は銀行界に統合/合併を通じた競争力の強化を求める一方、拡大するビジネスに応じられる資本とリソースを確保することが合併の目的であり、資本拡張に過度に熱狂すべきではないと戒めた。
中央銀行はまたラブアン・オフショア・ファイナンシャル・センターの発展を促進する狙いからオフショア・ファンド・マネージメントに関わる新法規を近く導入すると言う。(ST,BT,STAR:9/9)
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