1997-09-10 ArtNo.11965
◆<星>政府、新素材の研究に数億投資:IMRE所長
【シンガポール】シンガポール政府は向こう10年間に新素材の研究開発(R&D)に数億ドルを投資する。
材料調査工学研究所(IMRE:インスティテュート・オブ・マテリアルズ・リサーチ・アンド・エンジニアリング)のシー・チュンフォン所長が8日催されたIMREの創設記念式典で語ったところによると、数億ドルの主要部分は国立シンガポール大学(NUS)キャンパスに設けられるIMREビルディングの建設費に充当される。
国家科学技術局(NSTB)は去る4月1日に傘下の9つの研究機関の内の7つを非営利法人として独立させたが、IMREもその1つ。2年前に設立され、目下85人の調査研究スタッフを有するIMREは、1999年にNUS内の新ビルに移転するまでに、専門スタッフを200人に増員する。
この日IMREは米国企業と素材R&Dに関わる5つの協力協定を結んだ。シー氏によると、IMREは18カ月以内にオプト・エレクトロニクス及びバイオメディカル・アプリケーションの専門会社2社を分離独立させる計画で、IMREはそのスタッフに民間企業に加わるか、独自の企業を設立して、研究成果を実際に応用するよう奨励している。
一方、テオ・チーヒアン教育相は席上、政府は新素材関連人材や施設に投資し、シンガポールの同領域における競争力の強化を図ると挨拶した。(BT:9/9)
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