1997-09-09 ArtNo.11951
◆<星>アジアISP、トラフィック・コストの公平な分担要求
【シンガポール】アジアのインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)は大同団結し、米国に対してインターネット・トラッフィック・コストの公平な分担を求める方針だ。
今年5月に発足したアジア・パシフィック・インターネット・アソーシエーション(APIA)理事会の座長を務める韓国ISPインネトのJin Ho Hur重役(CEO)によると、一般のテレコミュニケーションでは二国間協定により、相互のトラフィックのコストが分担されているが、米国とアジア太平洋地域のインターネット交信では、ローカルISPが一方的にそのコストを負担している。
当初のインターネット・トラフィックは全て米国に向かい、米国を経由していたが、今では米国からアジア諸国にアクセスするケースも増えている。こうしたことからコストのより公平な分担方式を立案すべき時期が到来している。APAは目下こうした立場を表明する報告書を作成中で、今週中にもその内容を公表すると言う。(ST:9/8)
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