1997-09-08 ArtNo.11938
◆<馬>Mドル相場安定すれば大型プロジェクトを復活:首相
【クアラルンプル】マレーシア政府は大型プロジェクトを廃棄した訳ではなく、Mドル相場の軟化を配慮して、実行を繰り延べたに過ぎない。一旦、Mドル相場が安定すれば、これらの計画は実行される。
マハティール首相は5日、与党統一マレー国民組織(UMNO)代表大会初日の会議に出席後記者会見し、大型プロジェクトの実行延期の方針等に関して補足説明を行った。
それによると、プロジェクトがいつ復活されるかは、Mドル相場の推移にかかっている。政府はバクン・ハイドロエレクトリック・コープがアセア・ブラウン・ボベリに発注した建設契約を破棄し、別の請負業者を物色することを認めた。
クアラルンプル証取(KLSE)100銘柄の取引規制は、証券市場が投機家に操作されるのを防止することを目指したものだが、同目的は達成されたため、関係規制の解除を決めた。しかし空売り活動を抑制する狙いから、銀行やその他の金融機関の証拠金取引に対する融資は引き続き禁止されると言う。
マレーシア政府が4日発表した諸施策を歓迎して、外国投資家がKLSEに復帰、この日の取引は力強い回復を見た。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:9/6)
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