1997-09-08 ArtNo.11936
◆<星>国立大、PC用中国語音読/筆記インプット技術完成
【シンガポール】国立シンガポール大学(NUS)システム科学研究所(ISS)は中国語を音読及び手書きでPC(パソコン)にインプットする技術を完成、今月末と来年初に市販する計画だ。
ISS情報技術(IT)サービス部の李海洲副主任によると、これらの技術は元々、アップル・コンピューター用に開発されたものだが、PCバージョンの処理速度はオリジナルよりも加速されている。
音声によるインプット方式は原版では若干の文章を音読し、オペレーターの声音の特徴をシステムに認識させた後、初めてインプットでっきたが、PCバージョンでは直接インプットできる。PCバージョンにも学習機能があり、未知のオペレーターの音声の認識度は85%程度、システムがオペレーターの声音に慣れた後は95%以上の正確さが実現される。またオリジナルでは単語や述語ごとに区切ってインプットする必要が有ったが、PCバージョンではほぼ通常の会話速度でリアル・タイムのインプットができる。PC用マイクロフォンは各種各様なものが市販されており、この点への対応が多少困難だったが、同問題もほぼ克服された。
筆記方式のインプットもオリジナルを上回る速度が実現され、ウィンドウもオリジナルは1つだったが、2つ備えられている。
これらのソフトは元々Unixワークステーションにより開発されたものをアップル・コンピューター用に転換したもので、PCへの対応に大きな困難はなかったと言う。(LZ:9/6)
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