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1997-09-06 ArtNo.11922
◆＜馬＞ＢＨＥＣ、ＡＢＢにバクン・ダム建設契約破棄通告
【クアラルンプル】サラワク州バクンの155億Ｍドル水力発電事業を手がけるバクン・ハイドロ・エレクトリック・コーポレーション(BHEC)は、同ダムの建設を請け負ったスイスのアセア・ブラウン・ボベリ(ABB)に率いられるＡＢＢ－ＣＢＰＯコンソーシアムに対して契約破棄を通告した。
ＢＨＥＣの会長を務めるティン・ペックキイン氏は、4日発表された声明の中で、「ＢＨＥＣとＡＢＢ－ＣＢＰＯコンソーシアムは10カ月に及ぶ協議に関わらず、セキュリティー条件の詳細を巡り、意見の対立を埋めることができなかった」とするとともに、「ＢＨＥＣは、差し迫った現在の状況や契約が未だ法的効力を発効していないことを配慮した結果、これ以上コンソーシアムとの交渉を続けることは無意味との結論に達した」と契約破棄の理由を説明している。
同氏はさらに「国家がより大きな、より緊急な問題に直面している今、ＢＨＥＣは新たなアレンジを通じてバクン・ダム事業を完成させざるを得ない」と付言している。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:9/5)
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