1997-09-06 ArtNo.11919
◆<星>ピデムコ、ブランコ・コートを医療センターに転換
【シンガポール】政府系不動産会社ピデムコ・ランドは、シンガポール証取(SES)上場のラッフルズ・メディカル・グループ(RMG)と提携し、地下鉄(MRT)ブギス駅に隣接したオフィス/小売ビルの“ブランコ・コート”をホスピタル&メディカル・センターに再開発する。
両パートナーは既に当局からプラニング・アプルーバルを取得している。7万3000平方フィートの敷地に建てられた6階建てポディウムと9階建てのオフィス・ビルから成るブランコ・コートの粗床面積は30万平方フィートだが、純賃貸スペースは16万4000平方フィートに過ぎず、利用効率が低い。
クーパー&レイブランドのヘルスケア・コンサルタントは、ブランコ・コートには200床の病院、外来診療用スイート10、6つの手術室を設けることが可能で、市街地に接した立地条件も医療センターに最適と評している。
RMGは37クリニックを経営するシンガポール最大の医療グループで、同プロジェクトに管理ノーハウを提供するものと見られる。最近不動産企業のヘルスケア・ビジネスへの進出が相次いでおり、ピデムコもこうした潮流に乗ったと言える。(ST:9/5)
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