1997-09-05 ArtNo.11905
◆<星>ヘキスト、世界的スケールの新規化学事業3乃至4件準
【シンガポール】ドイツの総合化学企業ヘキスト傘下のセラニーズは世界的規模を備えた化学工場をさらに3つ乃至4つシンガポールに設けることを計画している。これらは、提案されている年産50万トンの酢酸工場や年産10万トンのアセテート・エステル工場とは別のものと言う。
セラニーズは3日、サクラ島に1億米ドルを投じて建設した年産17万トンのビニール・アセテート・モノマー(VAM)工場の開所式を催した。リー・ヨクスワン通産相が席上語ったところによると、セラニーズのVAMプロジェクトは上流部門の酢酸プロジェクトと下流部門のアセテート・エステル・プロジェクトの呼び水となり、シンガポールにアセチル・ケミストリー・チェーンを生じさせようとしていると言う。
アセテート・エステル工場は1999年末に、酢酸工場は2000年末に、それぞれ稼働する予定だ。セラニーズのリック・ショー副社長兼GMは、両プロジェクトの投資額についてコメントを避けたが、これ以前には年産30万トンの酢酸工場のコストを1億米ドル前後と語っており、年産50万トンのそれは5億Sドルを突破しそうだ。(BT,ST:9/4)
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