SEAnews 1997-09-04 ArtNo.11892

【ペナン】ボイス・メール・システムの開発／製造を手がけるＶＭＳテクノロジーSdn Bhdは向こう5年内に世界の10指に数えられるコンピューター／テレフォニー統合(CTI)会社になることを目指している。
ＶＭＳのウェイ・チュアンベン重役(CEO)及びピーター・ヨー技術主任によると、同社はＣＴＩに照準を合わせ、1998年末までにメスダックに登録、払込資本を現在の160万Ｍドルから1000万Ｍドルに拡大する。上場を通じて得た資金は主に米国、中国、日本、インドを含む世界の10カ所にセールス／マーケッティング事務所を設ける費用に当てられる。
ＶＭＳはまたマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)ステータスを申請、1999年までにＭＳＣ内にオフィスを設ける。ＭＳＣでは、フラッグシップ・アプリケーションの1つＲ＆Ｄクッラスターを手がける。
1996年4月に法人登録されたＶＭＳはこれまでに研究開発(R&D)に40万Ｍドルを投じたが、さらに300万Ｍドルを投じて、来年末までにコンピューター／インターネット／Ｅメール／ＦＡＸ／ページング等の機能を統合したトータル・エンタープライズ・コミュニケーション・システム(TECS)を開発する。同システムは通常のローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワーク、電話回線を通じたマルチメディア・コミュニケーションを可能にする。
ＶＭＳはシンガポール・テレコム子会社テレコム・イクウィプメント及びJebsen and Jessen Communications Pte Ltdと去る8月にシンガポールとインドネシアにおけるディストリビューター契約に調印、またシンガポールとマレーシアにマスター・リセーラー12社を擁する。(STAR:9/3)