|
1997-09-04 ArtNo.11891
◆＜馬＞ヤマハ、Ｍ＄５．４６億投じ第３電子工場建設
【クアラルンプル】ヤマハ・エレクトロニクス・マニュファクチュアリング(M)Sdn Bhd(YEMM)は2日、ペラ州チュモル地区キンタ・フリー・インダストリアル・ゾーンにおける総コスト5億4600万Ｍドルの工場の建設に着手した。
ヤマハは1992年以来ペラ州でオーディオ機器の製造を手がけており、6000平米の土地に来年4月の完工を目処に建設される第3工場は研究開発(R&D)センター、オーディオ機器部品デポとしても機能する。ＹＥＭＭのイダ・マサル重役(MD)によると、同社は今年4月からＲ＆Ｄ業務も開始、目下開発中の2種類のレシーバーは第3工場の完成後、新工場で商業生産される。年間生産規模も現在の120万ユニットから来年は150万ユニットに拡張される。製品は大部分輸出され、2％弱が地元市場に向けられる。
ＹＥＭＭはヤマハ傘下の音響機器子会社4社中の1社で、他の2社は日本、1社はフランスを拠点にしている。ヤマハはこれら4社の他に、音響機器を下請けに出しており、マレーシアには契約製造会社6社が存在する。
ヤマハの上島清介会長によると、マレーシア工場は同社の最も成功した製造拠点で、同社音響機器部門の国際競争力の向上に寄与していると言う。(NST:9/4)
|