1997-09-04 ArtNo.11888
◆<星>日系電子企業等8社、ビンタン島工業団地に製造拠点移転
【シンガポール】シンガポール拠点の日系電子企業等8社が2日、インドネシア領のビンタン島工業団地への入居を決めた。
シンガポール企業コンソーシアムにより開発されたビンタン・インダストリアル・エステート(BIE)への進出契約に調印したこれら8社とは、リードフレーム製造の住友金属鉱山、集積回路(IC)部品のボン・マーク、音響機器部品のホングアン・テクノロジーズ、クリーン・ルーム設備のEsco Micro、射出成型のジャーマン・プラスチクス、半導体メモリ・チップ/ロジック・チップのヨシカワ・グループ、スピーカーのフォースター、ディスク・ドライブ部品のD’Macで、合計投資約定額は9960万Sドル。
BIEは当初、繊維、木工等の労働集約産業の誘致を目指していたが、米国の繊維輸入政策の転換等から電子産業を含む資本集約ハイテク産業の誘致に目標を転換した。これまでに同パークでは10社が約2000万Sドルを投資、3000人を雇用しており、今回の電子企業の進出で、投資約定額は合計1億2000万Sドルにアップ、新たに2000人の就業機会も創出される。
この日の契約調印式にはシンガポールのリー・ヨクスアン通産相とインドネシアのトゥンキ・アリウィボウォ通産相が立ち会った。(ST,BT,LZ:9/3)
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