1997-09-03 ArtNo.11876
◆<星>ベンチャー・ファンド運用額S$74億、40%アップ
【シンガポール】シンガポールを拠点に運用されるベンチャー・キャピタル・ファンドは今年1月時点で74億Sドルと、2年前の53億Sドルに比べ40%拡大した。
経済開発局(EDB)が1日発表したところによれば、シンガポールで営業するファンド・マネージメント会社の数も同期間に27社から56社に増加、シンガポールを拠点とするベンチャー・キャピタル・プロフェッショナルの数は240人に達した。
EDBは1985年にベンチャー・キャピタル・プログラムを立案、同業界の振興を図ってきたが、そのかい有って過去10年間に年率39%の成長を遂げた。
シンガポールの国内プロジェクトに対する投資が全体の18%、その他の東南アジアが46%、日本/台湾/韓国が14%、中国が9%、欧米が9%を占めている。シンガポール拠点のベンチャー・キャピタル・プロジェクト230件の内、34%は萌芽期、32%は拡張期、38%は開発期、12%は上場準備期に有り、これまでにベンチャーキャピタルの支援を受けた地元企業45社がシンガポール証取(SES)への上場を果たしている。
EDBは今後も税制優遇措置を設けてベンチャー・キャピタル・ファンドの創設を奨励して行くと言う。(ST,BT.LZ:9/2)
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