1995-04-08 ArtNo.1187
◆東南アジア、今年は平均7.5%の成長維持:アジア開発銀行
【シンガポール】インフラ開発投資や経済改革措置に刺激され、東南アジア諸国の経済は今年も昨年並みの7.5%の成長が維持できる見通しだが、来年は7.4%に下降する可能性が有ると言う。
アジア開発銀行の“95/96年アジア開発展望”によれば、東南アジア諸国の今年と来年の経済見通しはまちまちだが、フィリピンは昨年の4.3%から今年は5%、来年は5.5%と、持続的な成長を維持できる唯一の国になりそうだ。インドネシアは今年と来年ともに7.1%の成長が見込め、またタイは各方面の有利な条件に加え、特に軽工業の急成長が見込めることから今年は8.6%の成長を記録しそうだ。しかし来年は8%に減速するものと予想される。アジア開発銀行が予測する他の国・地域の今年と来年の成長率見通しは次ぎの通り。香港5.6%/5.6%、韓国7.3%/6.8%、台湾6.7%/6.8%、中国9.8%/8.9%、ベトナム8.5%/9%、バングラデッシュ5%/5.3%、インド6.1%/6.5%、パキスタン4.6%/6%、スリランカ6%/7%。(LZ:4/6)
|