【クアラルンプル】Lek Consolidated Sdn Bhd(LCSB)は中国にブレーキの製造拠点を設ける準備を進めている。
LCSBのTee Eng Hak重役(MD)によると、廈門における2.52haの土地と機械設備に800万Mドルが投資される。
LCSBは投資持株会社としてトーチュー(M)Sdn BhdとLekマーケッティング&ディストリビューションSdn Bhdを傘下に収め、MKカシヤマ(M)Sdn Bhdに30%出資している。MKカシヤマ(M)はスラゴール州ブラナンの工場でボンデッド・ブレーキ・シューやボンデッド・ブレーキ・パドを製造している。
廈門工場はブラナン工場の2倍の規模になる。ブラナン工場に70%出資するMKカシヤマは別途500万~600万Mドルを投じて、隣接地に月産能力12万ピースのブレーキ・ライニング工場も設けている。完全出資のトーチューはスラゴール州スルダン工業区で機械、工具、型の製造に携わっている。Lekマーケッティング&ディストリビューションはグループの全ての製品の流通を担当している。
1985年に設立された払込資本1500万MドルのLCSBには、Lek Capital Sdn Bhdが70%、ジョホール・コーポレーション傘下のジョホール・ベンチャーズSdn Bhdが30%出資している。Lek Capital Sdn BhdにはLek氏とその一族メンバー2人、そしてLCSBとMKカシヤマの常務取締役(ED)を務めるA.G.スー氏が出資している。LCSBの1997年6月期営業額は2600万Mドルで、税引き前利益は520万Mドル、96年のそれは各3500万Mドル/650万Mドルだった。(NST:9/1)