1997-09-02 ArtNo.11862
◆<馬>制御機器のエンドレス+ハウザー、域内事業拡張目指す
【クアラルンプル】スイスの制御装置メーカー、Endress+Hauserグループは急速な成長を遂げるASEAN域内の石油/ガス、発電、化学、水処理、食品/飲料等の領域における制御装置の需要拡大を予想、域内におけるプレゼンスの拡大を図っている。
Endress+Hauser South East Asia Pte LtdのDinesh C.Sharma重役(MD)によると、同社は液体処理を手がける業界向けの幅広い制御装置を供給している。1989年にシンガポールとマレーシアに初めてオフィスを開設、その後タイにも事務を設けた同社は、最近ミャンマーにおけるエージェントを指名、目下フィリピン事務所の開設を計画している。
当初はパーム油業界が主要なターゲットとされたが、今では汚水処理、化学、石油/ガス領域の重要性が高まっている。
同社の姉妹会社Endress+Hauser Tenagaは域内市場開拓のパートナーとして同社に50%出資する地元のエンジニアリング企業を物色している。同社は目下マレーシア企業2社と協議を続けており、年末までには結論が出る見通しだ。
Endress+Hauser(M)は最近マレーシアのエンジニアリング会社と組んでフィリピンにおける契約を獲得した。同社は今世紀中域内売上の20~25%の成長を見込んでおり、マレーシアにおける年商は現在の1000万Mドル前後から2000年までに少なくとも2500万Mドルに拡大する見通しだ。またドイツでレベル/プレッシャー機器を製造しているグループ企業はASEAN域内に製造拠点を設けることを検討していると言う。(STAR:9/1)
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