1997-09-01 ArtNo.11851
◆<馬>エリクソン、異なる企業との提携を未来戦略の重点に
【クアラルンプル】スウェーデンの通信機器専門会社L.M.エリクソンは異なる領域の異なる企業との提携を将来の成長戦略の重点に据える。
Lennart Grabe副社長が先週水曜に催された“エリクソン2005:21世紀に向けたシナリオ、ビジョン、戦略”と題するセミナーで講演後、マスコミに語ったところによると、この種の提携は製品開発等の面で今後一つの潮流になる見通しだ。市場のニーズに迅速に対応するためにこうした提携は欠かせず、全てのプロセスを単独で手がけたのでは時間がかかりすぎる。こうした提携はライバル企業との間でも可能で、エリクソンとヒューレット・パッカードのマルチメディア・スパー・コリドー(MSC)における提携はその例である。しかし個々の企業の持ち味が強調されるセールス領域にまで拡大することはできない。
エリクソンはまた各地域にコンピテンシー・センターを設け、その技術/ノーハウを全世界に普及させると言う。(STAR:8/30)
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