1997-09-01 ArtNo.11844
◆<星>東芝、VCR合弁工場閉鎖し1350人解雇
【シンガポール】東芝は先週金曜、フランス企業トムソン・マルチメディア・アジアとのVCR(ビデオ・カセット・レコーダー)製造合弁会社インターナショナル・ビデオ・プロダクツPte Ltdのイーシュン工場を閉鎖し、従業員1358人を解雇すると発表した。
シンガポールでの製造業務は中国とタイ工場に移転され、これら両地での生産が拡大される。しかし東芝とトムソンは、シンガポールにおけるVCR部品の共同研究開発(R&D)は今後も続け、開発された部品は、それぞれのVCR製品に採用される。
イーシュン工場は10月末と年末の2度に分けて従業員を解雇、勤続3年以上の者には1年に付き1カ月分の解雇補償と別に1カ月分の解雇通知手当を支給する。勤続3年に満たない者は1年につき1週間の解雇補償が支給される。
昨年シンガポールでは1985年以来最大の1万956人が解雇されたが、今回の解雇はシンガポールにおける単一の人員整理としては過去最大。しかし昨年の解雇者は1.6カ月以内に新たな職を見い出したと言う。(ST,BT,LZ:8/30)
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