SEAnews 1995-04-08 ArtNo.1184

【バンコク】タイ・スカイ・ケーブルＴＶ(ﾀｲ･ｽｶｲ)及びインターナショナル・ブロードキャスティング・コーポレーション(IBC)は5日、シナワトラ傘下のタイコム2サテライトとリース契約を結んだ。
これ以前にはテレコムアジア子会社のユニバーサル・ケーブルＴＶネットワーク(UTV)及びタイランド・テレフォン・アンド・テレコミュニケーション(TT&T)子会社のＴＴ＆Ｔケーブル・テレビジョンもタイコム2サテライトと同様の契約を結んでおり、いよいよＤＴＨ(ﾀﾞｲﾚｸﾄ･ﾂｰ･ﾎｰﾑ)サービス時代が到来しそうだ。タイ・スカイとＩＢＣは目下ＭＰＤＳ(ﾏﾙﾁ･ﾎﾟｲﾝﾄ･ﾃﾞｨｽﾄﾘﾋﾞｭｰｼｮﾝ･ｼｽﾃﾑ)と光ファイバー・ケーブルを通じてケーブルＴＶサービスを提供しており、15万人の契約者を有するＩＢＣが市場シェアでトップに立っている。しかしＵＴＶとＴＴ＆Ｔケーブルは両社の光ファイバー・ネットワークがＩＢＣ等のＭＰＤＳ方式よりも鮮明な映像を提供できるようになると宣伝していた。ＤＴＨ方式では全国の視聴者のサテライト・アンテナに直接番組を放送することができるようになるが、今後ユナイテッド・コミュニケーション・インダストリー、サマート・コーポレーション、コムリンク、バンコク・エンターテイメント等も続々同業界に参入するものと見られ、今年末までには100局のケーブルＴＶチャンネルが放送を開始する見通しだ。(BD:4/6)