SEAnews 1997-08-30 ArtNo.11836

【グルン】川崎重工業が19％、日商岩井が11％出資するマレーシアの国産オートバイ・メーカー、モトシカル・ダン・エンジン・ナシオナルSdn Bhd(ﾓﾃﾞﾅｽ)は今年末までに110ＣＣのクリス110の輸出を開始する。
モダナスのニク・ダニアル重役(GM)が28日催された10万台製造記念及び新モデル発表会の席上明らかにしたところによると、目下潜在的な輸出市場の調査を進めており、順調なら今年末までに輸出が開始される。また当初は500～1000台が輸出される。同氏はしかし具体的な輸出先を明らかにすることを避けた。
クリス110は昨年10月の発売以来、先月までに6万4000台が販売され、100ＣＣを越える4ストローク・エンジン車の国内市場で46％のシェアを占めた。来年同シェアは60％に達する見通しだ。クリスはこのほど各100Ｍドル値上げされ、キック・スタート式が3898Ｍドル、セル・モーター式が4198Ｍドルになったが、依然として同レベルの他社の製品を約400Ｍドル下回っている。
一方、新モデル、クリスＥＭ110の価格は4398Ｍドルで、全体の10％に相当する月間1200～1500台が製造される。また来年の年産量は現在の10万台から25万台に拡大されると言う。(STAR:8/29)