1997-08-30 ArtNo.11832
◆<馬>YTL、バクン・ダム事業参加の噂否定
【クアラルンプル】YTLコーポレーションBhdのフランシス・ヨー重役(MD)は28日、同社がバクン・ダム・プロジェクトの権益を買収するとの噂を否定した。
この日の特別総会後記者会見したヨー氏は、「証券市場には投機家らによって流された様々な噂が伝えられているが、根拠はなく、YTLは手持ちの契約だけで繁忙しており、その種の風説に注意するゆとりもない」と語った。
もし正式な要請がなされたなら、バクン・プロジェクトに参加する考えはないかとの質問には、「もしそれが事実なら、自分が先ず発表するだろう」と語った。
今月初め、マハティール首相は、バクン・ダム事業のデベロッパー、バクン・ハイドロエレクトリック・コーポレーション(BHC)の最大株主(32%)で、プロモーターを務めるEkran Bhdと、プロジェクトの元請業者アセア・ブラウン・ボベリ(ABB)の紛糾が解決しないなら、契約は解消される他ないと語り、またEkran社はそのステートメントの中で、「ABBとの紛糾が解決しないならプロジェクトから手を引く」と発表していた。
YTLは建設/発電/不動産開発/製造/ホテルの開発経営等を手がける複合企業。(NST,MBT,STAR:8/29)
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