SEAnews 1997-08-29 ArtNo.11824

【ニューデリー】スズキとインド政府の対等出資会社Maruti Udyog Ltd(MUL)の取締役会は27日、インド政府が押すRSSLN Bhaskarudu氏を新マネージング・ディレクター(MD)に指名、Bhaskarudu氏は翌28日からRC Bhargava氏に代わり、ＭＤに就任した。一方、スズキを代表するBhargava氏はパートタイムの会長に指名されたが、こちらは9月22日に開かれるＭＵＬ年次総会の承認を得て初めて発効する。それまでは重工業省次官のProbir Sengpta氏が引き続き会長を務める。
1992年に結ばれた合弁協定の下、ＭＵＬのＭＤと会長はそれぞれ、インド政府とスズキが交互に指名することになっていたが、スズキは過去数ヶ月にわたりエグゼクティブ・ディレクターのJagdish Khattar氏を、Bhargava氏の後任に押し、スズキがＭＵＬ持ち分を拡大することに反対するBhaskarudu氏のＭＤ就任阻止を図ってきた。この日の取締役会でも両派の攻防が続いたが、結局スズキが押し切られた形になった。(TH:8/28)