1997-08-29 ArtNo.11818
◆<馬>iXMICRO、ネットワーク製品を合弁開発
【クアラルンプル】マレーシアン・テクノロジー・デベロプメント・コーポレーション(MTDC)と米国カリフォルニア州サンノゼ拠点のiXMICRO Incが合弁で設立したInter-Network Multimedia Solutions Sdn Bhd(INMS)は、国内/国際市場向けネットワーク・コミュニケーション製品の研究開発(R&D)を手がける。
INMSのスティーブン・ワン社長兼CEOによると、同社のR&Dセンターではファースト・イーザーネット・スイッチ、3次元グラフィック・カード、セット・トップ・ボックス(TVインターネット装置)、非同期転送モード(ATM)ネットワーク・インターフェース・カード等の開発が手がけられており、最初の2製品は来年第1四半期に、その他の製品も向こう2年間に続々国際市場に投じられ、iXMICROのネットワークを通じて販売される。
同社は現在製造施設を持っていないが、来年末までには独自の製造施設も備えられる。
INMSのR&D投資は今年末には1200万Mドルに達し、同社は当初は営業額の15~20%を、その後は8%をR&Dに投じる。これまでの投資の大きな部分はユニバーシティ・プトラ・マレーシア(UPM)のテクノロジー・インキューベーション・センター内に本部とR&Dセンターを移転する費用に当てられた。1万8000平方フィートの新本部/R&Dセンターは5カ月以内に完成する。
今年の営業額は150万Mドル、来年は700万~800万Mドルが見込まれ、向こう5年間は年率50%の成長が予想されている。目下INMSは8人のエンジニアを有するが今年末までに10人を追加する。こうしたエンジニアには市場レベルを上回る給与が支給されるだけでなく、勤続3年ごとにINMSの2万~3万株が提供される。同社は来年第1四半期にもメスダックに登録する計画と言う。(コンピュータイムズ:8/28)
|