SEAnews 1997-08-28 ArtNo.11799

【シンガポール】シンガポール政府は地元企業の創意発明を奨励する革新開発スキーム(IDS)の下、今後102件のプロジェクトに総額6400万Ｓドルを補助する。
リー・ヨクスアン通産相が26日催された第4回ＩＤＳ表彰式の席上語ったところによると、政府はＩＤＳの発足以来過去2年間に2億5000万Ｓドルを補助しており、今回発表の6400万Ｓドルは同額に追加される。
同スキームではシンガポールで登録された企業や組織による製品／製造工程／アプリケーション／サービスの改良が奨励される。これまでに同補助を獲得した企業の50％以上が情報技術(IT)企業で、残りは製造、化学、サービスに関わっている。経済開発局(EDB)の調査によれば、ＩＤＳ補助を受けたプロジェクトは1996－2000年の間に特許権189件、新製品582件、収入77億Ｓドルをもたらす見通しだ。
一方、生産性標準局(PSB)はイノベーション・トレーニング・センター(ITC)を設け、向こう12カ月間だけで、地元や外国企業のスタッフ約1000人に訓練を施すと言う。(BT,LZ:8/28)