SEAnews 1997-08-26 ArtNo.11776

【ペナン】電子製品の相手先商標製造業者(OEM)Bakti Comintel Manufacturing Sdn Bhd(BCM)は1999年までに独自商標の通信機器を国内及び国際市場に投入する計画だ。
D.Vidya工場長によるとコミンテル・グループの製造部門として1993年から電子部品の下請け製造を開始したＢＣＭは、今年3月にはモトローラから2方向通信機器とページング・システムのＯＥＭ契約を獲得した。同社はこの他、国防機器産業にも関係している。
ＢＣＭの研究開発(R&D)チームは目下欧州基準の電力バックアップ・システムの設計に取り組んでおり、今年9月までにはＯＤＭ(ｵﾘｼﾞﾅﾙ･ﾃﾞｻﾞｲﾝ･ﾏﾆｭﾌｧｸﾁｭｱﾘﾝｸﾞ)に着手する。また10月にはコンピューター用モニターの製造を開始、消費用電子産業への進出も図る。この他台湾企業と遠隔制御装置のＯＥＭ製造交渉も進めており、来年1月には試運転を開始できる見通しだ。
こうした事業拡張需要に応じるため、来年6月までにクリム・ハイテク・パークに2400万Ｍドルを投じて新工場を設ける。またペナン州プライの3万6000平方フィートの工場は来年1月には100％の稼働率に達する見通しで、同社はペナン開発公社(PDC)からブキ・ミニャ工業団地の1万1200平方フィートの工場施設を新たに賃借する計画と言う。
ＢＣＭは今年の年商を400％増の4000万Ｍドル、1998年のそれは1億Ｍドルと見込んでいる。(STAR:8/25)