SEAnews 1997-08-26 ArtNo.11772

【ジョホール・バル】ジョホール州政府は、向こう12年間に3期に分けて開発するミニＭＳＣ(ﾏﾙﾁﾒﾃﾞｨｱ･ｽｰﾊﾟｰ･ｺﾘﾄﾞｰ)事業、“デサル・リゾート・インテリジェント・シティー(DERIC)”の情報技術(IT)ソルーションやコンサルタント・サービスに関わる契約をＩＧＤハイテク・コーポレーションSdn Bhdに発注した。
ＩＧＤハイテクのモハド・イドルス・モハド・ディア重役(MD)によると、半島マレーシア南端に4000エーカーの土地と17キロのビーチを有するデサル・リゾートはシンガポールにも隣接し、戦略的な立地条件を備えている。タウンシップの家庭、オフィス、学校、工場等はＣＴＩ(ｺﾝﾋﾟｭｰﾀｰ･ﾃﾚﾌｫﾆｰ･ｲﾝﾀｰﾌｪｰｽ)技術を用いた広帯域情報幹線網とワイヤレス・ネットワークにより相互にまた全世界とリンクされる。
ＩＧＤハイテクは総額40億Ｍドルにのぼるプロジェクトのテクノロジー・パートナーを物色している。関係する領域にはインテリジェント・マネージメント・ソフトウェア・システム、テレコミュニケーション幹線網が含まれ、特にデータベースやローカル・コンテントの開発を手がけるパートナーが求められる。
第1期工事では、3～5スターのホテル4軒、観光商業センター、一戸建て住宅800戸、アパート、タウン・ハウス、コンドミニアム、公園、18ホールのゴルフ場(2000年までに27ﾎｰﾙに拡張)等が、また第2期工事ではホテル5軒、タウン・センター、ディズニー・ランド・スタイルのテーマ・パーク、温泉、住宅区、支援インフラが、第3期工事ではホテル3軒、タウン・センター、マリーナ、住宅区、支援インフラが、それぞれ設けられると言う。(ｺﾝﾋﾟｭｰﾀｲﾑｽﾞ:8/25)