SEAnews 1995-04-08 ArtNo.1177

【シンガポール】アジアマネー誌の“コマーシャル・バンク・オブ・ザ・イヤー”に選ばれた華聯銀行(OUB)は目下、アジア市場の開拓を加速している。
ピーター・セア頭取がＢＴ紙に語ったところによると、同行はインドネシアの複数のパーティーとジャカルタに合弁銀行を設立する可能性を探っている。また、近くヤンゴンに代表事務所を開設する。このほか、ホーチミン市における代表事務所の開設と、上海支店の開設を両国に申請している。昨年、海外業務は同行総収入の30％に貢献、地場4大銀行のトップに立ったが、これを更に40％に拡大することを目指している。マレーシアと中国(香港を含む)が海外収益の2大センターになっており、昨年、マレーシア子会社の税引き前利益は前年の3960万Ｍドルから6400万Ｍドル(S$3590万)に急増した。92年以前は2000万Ｍドルにも満たなかったという。セア頭取は香港子会社の利益も過去3年間に5～6倍に増えたと語ったが、具体的数字は示さなかった。(BT:4/7)