SEAnews 1997-08-20 ArtNo.11697

【クリム】クダ州のクリム・ハイ・テクノロジー・パークは1999年に2つのウエハー・ファブリケーション工場が操業を開始するのに伴い、マレーシアのシリコン・バリーに変身する。
クリム・テクノロジー・パーク・コーポレーション(KTPC)のアハマド・シュクリ・タジュディン重役(MD)が18日語ったところによれば、Kedah Wafer Emas Sdn Bhd(KWE)とWafer Technology Malaysia Sdn Bhd(WTM)はいずれも1999年にウエハーの製造を開始する。ＫＷＥとＷＴＭはシリコン・クリスタル・グローイング、シリコン・ウエハー・カッティング、シリコン・ウエハー・リサイクリング等のプロセスも手がける。
ハイテク・パークの開発は4期に分けて進められ、これまでに第1期造成分に進出することを決めた22社だけで110億Ｍドルの投資を約束している。目下第2期分の造成が進められており、第3期分の計画立案作業も開始された。ＫＴＰＣは第2期造成分には16件、合計100億～120億Ｍドルの投資プロジェクトを誘致する計画だ。
またパークの面積を当初計画の1440ｈａから2000ｈａに拡張するため、地主と土地買収交渉を進めている。
パークに進出した大手多国籍企業に支援サービスを提供する地元中小企業のためのエントラプラナー・デベロプメント・エリア(300ha)も設けられる予定だ。この他、民間部門には研究開発(R&D)センターをパーク内に設けることが奨励される。Sirim(ﾏﾚｰｼｱ工業規格研究所)BhdとMimos(ﾏﾚｰｼｱ･ﾏｲｸﾛｴﾚｸﾄﾛﾆｸｽ･ｼｽﾃﾑ研究所)Bhdはそれぞれ、アドバーンスト・マテリアル・リサーチ・センター、マイクロエレクトロニクスＲ＆Ｄセンターの開設を予定している。(NST,MBT,BT:8/19)