1995-04-07 ArtNo.1168
◆<馬>PC販売のパワーコム、年内に2部上場目指す
【クアラルンプル】PC(パソコン)販売及びサービス会社のパワー・コンピュータ・コーポレーションBhd(パワーコム)は事業拡張を目指し、年内にクアラルンプル証取(KLSE)2部に上場する計画だ。
ジャッキーY.C.リム重役(MD)が5日に催されたタラスコ・インシュランスSdn Bhdへの200万Mドルのコンピュータ納入契約調印式後語ったところによると、上場を目指す再編によりパワー・コンピュータ・サプライズ(M)Sdn Bhdとパワー・コンピュータ・サービシズ(M)Sdn Bhdの持ち株会社として最近設立されたパワーコムの払込資本は1200万Mドルで、上場に際しては80年代後半に設立されたコンピュータ・サプライ子会社の業績が基準とされる。同グループは国内金融業界へのコンピュータ納入では30%のシェアを握り、また台湾、シンガポール、香港への製品輸出がビジネスの半ばを占めている。昨年の売上は800万Mドル、利益は400万Mドルだった。売上はこれまで年率30%の成長を見ており、今後も同成長率が維持できる見通しだ。現在はリム氏が60%のシェアを握っているが、上場に伴い、ブミプトラ投資家に40%、一般に15%が公開される。既にFOSマネージメントSdn Bhdにコマース・インターナショナル・マーチャント・バンクとの連絡役が委ねられていると言う。(NST:4/6)
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