1997-08-19 ArtNo.11675
◆<星>住友、サクラ島石化工場ITインフラにS$400万投資
【シンガポール】住友化学はサクラ島に3億米ドルを投じて建設する化学プラントの情報技術(IT)インフラ構築に400万Sドルを投じる。
住友化学に率いられるコンソーシアムが来年7月の稼働を目処に建設する同コンプレックスではポリマー、アクリル酸、誘導体等が製造される。
IBMが発表したところによれば、同社は当該化学工場のビジネス・マネージメント・システムに必要とされるハードウェアの納入、コンサルティング、システム統合サービスを引き受けた。マネージメント・システムのベースになるSAPアジアのR/3ソフトウェアには金融、材料管理、販売、流通、生産計画、設備保守、品質管理等の機能が含まれる。SAPモジュールはIBMのRS/6000システム上で操作され、ビッグ・ブルーがSAPモジュールと工場の生産システムの統合を引き受ける。
住友化学によると、IBMを選んだのは、操業期日に間に合わせて、SAPシステムを立ち上げ、エンド・ツー・エンドのソルーションを提供する能力を信頼したためと言う。(BT:8/18)
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