1997-08-18 ArtNo.11664
◆<馬>首相、通貨投機懲罰税の導入示唆、8%成長に自信
【クバンパソ】マハティール首相は先週、今年も8%以上の国内総生産(GDP)成長率を実現することに自信を表明するとともに、Mドル投機に対する懲罰税を課す可能性を示唆した。
この日自身の選挙区住民との会談後記者のインタビューに応じた首相によれば、政府は通貨投機に対する長期対策として投機家に税を課すことを検討している。もし市場で不必要に多量の通貨を交換する者が有れば、投機と見なされる。この種の方式は欧州の一部の国でも採用が検討されていると言う。
業界筋も通貨投機に課税することは、綿密な方策さえ立てれば、実行可能とし、歓迎する者もある。問題はオフショア取引には課税できないことで、また余りに厳しい措置は採るべきでないとする向きもある。(MBT:8/15)
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