1997-08-18 ArtNo.11662
◆<星>第2基本通信免許入札では独自インフラ構築者を優先
【シンガポール】2000年4月以降に基本通信ライセンスを取得する者は、必ずしも独自の通信インフラ構築を求められないが、第2基本通信ライセンスに関しては、独自インフラを構築する者に発行される。
シンガポール電信局(TAS)は第2基本通信ライセンスの入札資格を認められた3チームとの非公開会議後、以上のステートメントを発表した。同会議の出席者によれば、TASは確かに明瞭な電気通信政策を打ち出すために努力したことが窺えるが、少なからぬ点が依然不透明と言う。
2002年以降に新規参入する基本通信事業者にも今回の入札条件と同じ条件が課されるのかと言う問題に、TASは独自のインフラを構築する場合も有れば、構築しない場合も有ると、曖昧な回答を行った。これでは将来のビジネス・プランを立てるのは難しい。この他オペレーター間の相互接続や接続料金に関しても不明瞭で、入札者は目下の独占会社シンガポール・テレコムがネットワーク間の接続のプロセスを遅延させる可能性を懸念していると言う。(ST,BT,LZ:8/16)
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