1997-08-15 ArtNo.11640
◆<印度>NTPC、南部3カ所にLNG大型発電所計画
【ニューデリー】ナショナル・サーマル・パワー・コーポレーション(NTPC)はインド南部に新たに3つの液化天然ガス(LNG)ベースの発電所を建設する方針だ。
3発電所のキャパシティーはいずれも2000MW(メガワット)で、建設地としてはタミールナド州CheyyurとEnnore、ケララ州Kayamkulamの名が上がっている。 NTPCは目下、ガス・オーソリティー・オブ・インディアLtd(GAIL)/インディアン・オイル・コーポレーション(IOC)/オイル・アンド・ナチュラル・ガス・コーポレーション(ONGC)/Bharatペトローリアム・コーポレーションLtd(BPCL)の3社連合と、LNGターミナルの建設問題を協議している。ちなみに同コンソーシアムは他社と共同で全国的なLNGの輸入/流通網の構築を図っている。
しかしながらNTPC筋によると、3発電所の建設は第9次5カ年計画期間には実現せず、2002年以降になる見通しだ。NTPCはこの他、同コンソーシアムと、ラジャスタン州のAnta、ウッタラプラデシュ州のAuraiya、グジャラート州のKawasの各発電所のキャパシティーをそれぞれ650MWづつ拡大する可能性も協議していると言う。(IE:8/14)
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