1997-08-15 ArtNo.11634
◆<星>セスダック登録のSMサミットに手入れ
【シンガポール】シンガポール警察は12日、セスダック登録のSMサミット・ホールディングズのオフィスを、知的所有権侵犯容疑で15時間にわたって手入れ、CD-ROMやCD、書類等を押収した。
シンガポール警察犯罪捜査部商事犯罪課のヤップ・ユーウン副課長が同日夕刻記者会見したところによると、警察は暫く以前にソフトウェア産業の監督組織ビジネス・ソフトウェア・アライアンス(BSA)とマイクロソフト社から捜査要請を受けており、BSAとマイクロソフトはSMサミットの他、FASディスク・マニュファクチュアリング(S)Pte Ltdに対する訴訟手続きを既に採っている。この日の手入れには、BSAとマイクロソフトの代表も同行した。
BSAによると、今年4月にFASからCD-ROM1万枚を購入した際、FASの知的所有権侵犯の事実を確認した。またBSAはCD-ROMの複製に用いるスタンパー8台を手に入れたが、内5台が違法行為の道具に利用されたことが明らかで、これらのスタンパーはいずれもSMサミットにより製造されたものだったと言う。
SMサミットは容疑を全面的に否定している。同社株は手入れが伝えられた後暴落し、一時取引が停止された。木曜に取引が再開された際には、多少株価の回復を見たが、不安定な値動きが続いている。(ST,BT,LZ:8/14)
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