1997-08-15 ArtNo.11632
◆<星>大華グループ、S$7.8億投じノヴェナ・スクエア開発
【シンガポール】ユナイテッド・オーバーシーズ・ランド(UOL)、大華銀行(UOB)、シンガポール・ランドは共同で7億8000万Sドルを投じ、オフィス/ショッピング複合コンプレックス“ノヴェナ・スクエア”を開発する。
UOLのウェイ・キムロン重役(グループ不動産担当GM)によると、トムソン・ロードとモールメイン・ロード交差点の99年借地権付き土地(17.86万平方フィート)に建設されるノヴェナ・スクエアは、2期に分けて建設され、粗床面積は75万3300平方フィート。同地区周辺では民間部門により所有される初のグレードA商業コンプレックスになる。
第1期工事では、ノヴェナ地下鉄駅の真上に3階建て小売りポディウムが開発され、今年10月の着工、1999年半ばの完成が目指される。モールの純賃貸スペースは9万5000平方フィートで、アップ・マーケットのネーバフード・センターとして販促される。1万平方フィート程度を借り受けるアンカー・テナントの他、飲食店や商業学校の入居が見込まれる。平方フィート当たり賃貸料は10Sドル前後が予定されている。2000年初に完成する第2期工事ではオフィス・タワー2棟が建設される。小さい方のオフィス・ビル“タワー2”は売却、もう1棟の25階建てオフィス・ビルとポディウムは賃貸される。タワー2を全棟まとめて買収する者には、同ビルの命名権が認められる。純賃貸スペース34万4300平方フィートのタワー1は大手多国籍企業をターゲットに平方フィート当たり約7Sドルでリースされる。
またノヴェナ・スクエアと隣接するゴールドヒル・センターは地下道で、来年末に改装が予定される斜向かいのオフィス小売りコンプレックス、ユナイテッド・スクエアとゴールドヒル・センターは陸橋でリンクされる。
全プロジェクトは1998年半ばから売り出されるが、中央ビジネス街周辺のサブ・リージョナル・ハブに位置し、加えて周辺がハイエンド・コンドミニアム地区に生まれ変わりつつあることから、各方面の関心を呼ぶ見通しだ。
一方、サマーセット・ロードのUOLビルディングの売却交渉は依然進行中だが、もし適当な価格で売却できなければ、グループ資産としてキープすると言う。(BT:8/14)
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