SEAnews 1997-08-15 ArtNo.11630

【シンガポール】シンガポール港湾局(PSA)はサウス・インディア・コーポレーション(ｴｰｼﾞｪﾝｼｰ)Ltd(SICAL)と手を握り、インド南部タミールナド州トゥーティコリン(Tuticorin)の港湾プロジェクトに入札する。
ＳＩＣＡＬのアッシュウィン・ムティア副会長がアジア・パルスに語ったところによると、同プロジェクトは30年リース契約に基づく港湾施設のコンテナ化、停泊施設の経営／保守等から成り、同社としてはＰＳＡと協力してインド港湾の民営化に伴うビジネス機会を開拓する。トゥーティコリンは5年内に年間20万ＴＥＵ(20ﾌｨｰﾄ･ｺﾝﾃﾅ換算単位)のコンテナを処理するようになる見通しだ。Ｐ＆ＯオーストラリアやMaerskを含む13社が関係入札書類を持ち帰っている。
ＰＳＡはこれ以前にＰ＆Ｏオーストラリアと組んで、ボンベイ近郊のJawaharlal Nehru Port Trustの民営化プロジェクトに入札したが、成功しなかった。インド政府はコンテナ処理の需要が高まる中で、全国21カ所の港湾の民営化方式による再開発を予定、その総額は66億米ドルにのぼるものと見積もられている。(BT:8/14)