SEAnews 1997-08-14 ArtNo.11622

【クアラルンプル】Sirim(ﾏﾚｰｼｱ工業規格研究所)Bhdは今年情報技術(IT)プロジェクトに2000万Ｍドルを投資、また来年は更に1400万Ｍドルを追加投資する。
工業規格の整備と産業研究を使命とするSirimは過去5年間にＩＴハードウェアとＬＡＮ(ﾛｰｶﾙ･ｴﾘｱ･ﾈｯﾄﾜｰｸ)インフラに860万Ｍドルを投じたが、新規投資を通じてインター・ブランチ・コミュニケーションの強化を図る。
Sirimのマハマド・アリフィン・アトン社長兼ＣＥＯが12日催されたインフォミクスSdn Bhdとの協力協定調印式後語ったところによると、同社は目下全国の8支店を結ぶワイド・エリア・ネットワークの構築を図っている。まず最初の課題は、Sirim組織内のオンライン・インフラを整備することだが、これにはソフトウェアの開発とハードウェアのアップグレードが含まれる。
この日結ばれ総額200万Ｍドルの契約の下、Sirimはインフォミクス・オンライン・サーバー、インフォミクス・オンライン・ワークグループ・サーバー、インフォミクス・ユニバーサル・サーバー等のインフォミクスのデータベース・サーバー、合計400ライセンスとインフォミクスの関係製品を使用できる。またコンサルタント・サービス、保守サービスの提供も受けられる。
これらの設備やサービスはSirimのマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)事業への参画、取り分けエレクトロニク・ガバメント・プロジェクトを遂行する上で欠かせない。Sirimはまた研究スタッフを現在の400人から557人に拡大、雇用数も現在の1200人から2000年には2000人に増強すると言う。(STAR:8/13)