SEAnews 1997-08-14 ArtNo.11621

【ペナン】電子業界向けハイテク部品や機器の製造を手がけるクアラルンプル証取(KLSE)二部上場のＬＫＴインダストリアルBhdは、海外市場における独自商標製品のプレゼンス確立を図るとともに、米国とアジア太平洋地域に加え、欧州／オーストラリア市場の開拓に力を入れる。
ＬＫＴのオン・シーヨン重役(ED)が12日の年次総会後語ったところによると、1996年6月期の同社年商6380万Ｍドルの内10～20％が米国及びアジア太平洋地域への輸出収入で占められた。海外に拠点を設けることにより、既存顧客に対するサービスを強化するととともに、新顧客の獲得を図る。目下同社は米国、香港、フィリピン、シンガポール、タイにディストリビューターを配置しているが、欧州及びアジア太平洋地域のディストリビューターを新たに指名する計画だ。
ＬＫＴの企業イメージの定着を図るため子会社のセッミコンダクター・イクウィップメント・マニュファクチャラーズSdn Bhdは、ＬＫＴオートメーションに社名を改め、商標名もＳＥＭからＬＫＴに変更した。
国内では半島中部および南部における中核ビジネス及び新ビジネス活動を強化する。同目的を達成するためクアラルンプルと半島南部に新マーケッティング支店を設ける。またマルチ・メディア・スーパー・コリドー(MSC)内のサイバージャヤに拠点を設け、ソフトウェア開発能力を強化する。
クダ州クリムのハイテク・パークに1000万Ｍドルを投じて設ける新工場は、今年9月の着工、来年4月の稼働が予定され、ウエハー業界向けプロセス制御／自動化機器が製造される。これらの製品はＬＫＴブランドで国際市場に投入されると言う。(NST,STAR:8/13)