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1997-08-13 ArtNo.11605
◆<馬>メガ埋立開発計画でクダ州が半島横断陸橋計画の起点に
【クアラルンプル】クダ州沖合の大規模な埋立/開発計画で、同州が数世紀にわたり主要な国際航路の役割を務めてきたマラッカ海峡にとって代わる半島横断陸橋計画の起点になる可能性が予想されている。
タイ側との交渉は進捗していないが、埋立工事は今年からスタート、クダ州沖合に港湾、空港、鉄道/道路リンク等、陸橋計画のキー・ファシリティーが建設される。第1期プロジェクトを請け負ったサムドゥラ・バル・ダルル・アマンSdn Bhdのアジザン・アブドゥル・ラーマン会長によれば、プロジェクトは年内に離陸、国際空港が先ず2002年に完成する。港湾等の建設も平行して進められるため、空港開港直後に他の施設も続々完成する見通しだ。とは言えマスター・プランは完成したものの、詳細計画はなお立案中だ。サムドゥラはこれまでに合計4000haの2つの島の埋立造成を認められ、目下環境アセスメントの認可を待っている。サムドゥラは同埋立工事をサラワク州拠点のホック・セン・リーBhdに発注している。
これら2島には港湾、空港、石油化学貯蔵タンク、自由貿易工業区等が設けられる。また空港には世界最長規模の4000メーター滑走路が建設される可能性がある。
埋立工事のコストは60億Mドルにのぼるが、当局は造成された土地の権利を50haごとにサムドゥラに与えるため、これを担保に銀行融資が受けられる。この主のローンは繋ぎ融資で、同社は大部分の造成地を工業用地として売却する。こうした売却収入は80億Mドルに達する見通しだ。
サムドゥラにはアジザン氏が36%、ホク・セン・リー社のデニス・イー・チーミン氏が25%、テオ・アーキン氏とサムドゥラのカリムラ・ハッサン取締役が各24%、出資している。(BT:8/12)
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