1997-08-12 ArtNo.11599
◆<印度>プジョー、生産削減に関わらず来月半ばが限界?
【ムンバイ】PALプジョーLtd(PPL)はCKD(完全現地組立)キットの在庫不足から、プジョー309の生産台数を1日20台から10台にカット、1週間の就業日数も4日に短縮したものの、9月半ば以降まで製造を続けることはできそうにない。
商務省が外資合弁自動車プロジェクトの覚書方式やCKD/SKD(セミ・ノック・ダウン)キット輸入許可制度を1本化した新自動車産業政策の立案に失敗したことが、PPLの今日の窮状につながったとされる。PPLは7月末までにCKDキット400台分の暫定輸入を認められたものの、これも来月半ばには底をつき、309の生産はストップせざるを得ない。しかし118NEの製造はその後も1日40台のペースで続けられると言う。
一方、プレミア・オートモーティブズLtd(PAL)はPPLの31.7%の持ち分の買い取りをプジョーに求めている。プジョーは15.7%のシェアを1株10ルピーで買い取ることに応じたものの、残りの16%のシェアをPALが維持するよう希望している。しかしPALはそのような少数権益には関心がなく、交渉は平行線を辿っているようだ。しかし消息筋によると、来月には同交渉も決着する見通しと言う。(ET:8/11)
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