1997-08-12 ArtNo.11596
◆<印度>ヒンダルコ、アルミ事業で1000クロー調達
【カルカッタ】Aditya Birlaグループ傘下の国内最大の民間アルミ製造会社Hindalco Industries Ltd(HIL)はオリッサ州における総合的アルミ事業(Aditya Aluminium)に充当するため、株主割当と公募により約1000クローを調達する。
HIL筋によると、総投資額1万クローと見積もられるプロジェクトの50%の資金は借り入れで、残りは内部資金と株式発行を通じて賄われる。この内サプライヤーズ・クレジットは1500クロー、国際市場における起債は1億5000万米ドル(525クロー)と見積もられる。
年産25万トンのアルミ・スメルター、同100万トンのアルミ・リフィナリー、650MW(メガワット)の発電施設、ワイヤー・ロッド工場等が計画され、この内投資額2600クローと見積もられる発電施設は2001年の試運転が予定されている。既に米国の電力事業会社との最終段階の交渉が進められており、土地収用は今月中に完了、環境アセスメント報告書は今年12月までに提出される。
オリッサ・マイニング社が年間300万トンのボーキサイトの供給を引受け、関係覚書も調印された。年間50万トンのアルミ製品を輸出する港湾の選定作業も進められていると言う。(IE:8/11)
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